(『サンパウロ新聞』 1998年8月18日付)

〜 第4回「日本杯」レースA 〜
「日本杯」レース結果 ミスダンスが2連覇

 競馬の第4回「日本杯」レース(準重賞、芝1600b、4歳以上牝馬)が16日、サンパウロ・ジョッキークラブ(シダーデ・ジャルジン競馬場)で開かれ、2番人気のミスダンス号(牝6歳)が昨年に続いて同レースを連覇した。馬場状態は重だった。

 1995年、日伯修好100周年を記念して創設されたこのレースも、4年目を迎えた今年からは準重賞として施行され、年間の競走体系における重要性が増した。当日はいまにも泣き出しそうな薄曇りの空模様で、風も肌寒く、スタンドの客の入りは今一つ。しかしレースはゴール前、4頭が横一線となる白熱した展開となった。

 単勝オッズは、昨年の3歳牝馬クラシック3冠レース第1戦「バロン・デ・ピラシカーバ大賞」(GT)を制したオータムレディ号が1.8倍で1番人気。昨年の「日本杯」の覇者ミスダンス号は2.6倍で2番人気。続いてアイデンティカル号とセンターフォールド号の4番枠が5.9倍、ピンクイーグル号が9.8倍、シャリンスキー号が13.5倍と人気が続いた。

 レースはセンターフォールド号がダッシュ良く先導。オータムレディ号が2馬身差で続き、ミスダンス号はさらに2馬身差で3番手を追走する。4コーナーまで前3頭の位置取りは変わらず、直線に入り残り400メートルでオータムレディ号が内側から先頭に立つが、外からミスダンス号が残り200メートルで交わす。これにブルックスフィールド号、シャリンスキー号、ピンクイーグル号が続き、ゴール前は4頭が頭、首、頭差のダンゴ状態になったが、ミスダンス号が鞍上のケイロス騎手の叱咤に応え、勝負根性で接線を押し切った。1番人気のオータムレディ号は、休養明けのためか息がもたず着外に沈んだ。

 「日本杯」2連覇を果たしたミスダンス号は、兄弟にミスターフリッツ号、タロン号といったレコードホルダーを持つ良血馬。今年も1400メートルの重賞を勝っており、これからも牝馬短距離戦線で活躍を見せそうだ。

小生は昔、こんなものを雑誌と日本語新聞に載せちゃいました
▽ ブラジル、南米競馬関係 ▽ 第1回「日本杯」レース ▽ 第3回「日本杯」レース ▽ 「長良川花火大会」
 記念レース
▽ 第4回「日本杯」レース
1997.5.20 1995.11.22 1997.6.27 1998.5.30 1998.8.13
1998.1.21 .11.24 .8.13 .6. 2 .8.18
.3.18 .11.25 .8.15
.8. 5 .11.28 .8.16
.12.21 .8.19