（『サンパウロ新聞』　1998年5月30日付）

〜　「長良川花火大会」記念レース�@　〜
花火大会当日に記念レース
　「岐阜新聞・岐阜放送賞」と「日本移民９０年賞」

　サンパウロ・ジョッキークラブで日伯友好長良川花火大会が開かれるきょう３０日、同ジョッキークラブでは通常通り午後２時半から８時まで競馬レースが開催される。本日は記念競走「岐阜新聞・岐阜放送賞」と「日本移民９０周年賞」を含む全１２レースが組まれる。

　「岐阜新聞・岐阜放送賞」と「日本移民９０周年賞」は、ともに２歳の未出走・未勝利牝馬による一般レースで、出走頭数はそれぞれ１３、１４頭。レースでは、この日がデビュー戦という６頭を含む若駒たちが、今年後半の牝馬クラシック戦線を目指して初勝利に挑む。

　専門誌『トゥルフィ』によると、「岐阜新聞・岐阜放送賞」はボーントゥビワイルドが一番手。これまで２戦していずれも２着の成績で、差す競馬ができるので今回距離が伸ぴてさらに良さそう。小柄な同馬を、若いフェレイラ騎手がどう乗りこなすかが課題。評価は次いでウナプロスペクター、コンペテンテ、ジョアナパピーザの順になっている。

　また「日本移民９０周年賞」はカラキャロルが有力。馬体も２着だった前走以上に良化しているという。次いでダモーレニナ、ウバローザ、イタケレーキャンディが評価されているが、他の馬ともに能力の差はなく混戦と見られる。

　なお開場は正午から。入場口は一般席のポルトン４とポルトン５で、スタンド裏には屋台広場も設置される。